パートから正社員になるには?後悔しないためのリアルな体験談を徹底解説

本記事は転職エージェント公式サービス(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
CAREER UP STAGEは、転職サイトやエージェントを『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説します。
柚木瑛里那
監修者
株式会社アシロ HR事業部 副統括責任者
柚木 瑛里那
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弁護士有資格者のキャリア相談や転職活動全般のサポートを行いながら、大手法律事務所を中心に代表の先生方との関係性を築く。弁護士特化エージェント『No-Limit』の立ち上げメンバーとして参画し、現在は副統括責任者としてプロフェッショナル人材の転職支援を主導。
パートから正社員になるには?後悔しないためのリアルな体験談を徹底解説
有料職業紹介許可番号:13-ユ-313782)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社アシロが作成しています。

「パートか正社員か悩んでます…」「正社員になりたいけど、後悔しないか不安…」と感じている方も少なくないでしょう。

収入の安定やキャリアアップへの期待がある一方で、責任の重さや家庭との両立など、未知の変化に対する悩みは尽きないものです。

本記事では、パートから正社員になるための方法、メリット・デメリット、経験者のリアルな声を徹底解説します。

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目次
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  1. パートから正社員になるための2つの方法
  2. パートと正社員の主な違い
  3. パートから正社員になることを検討したいタイミング
  4. 【口コミ】パートから正社員になって良かったこと
  5. 【口コミ】パートから正社員になって後悔したこと
  6. パートから正社員になる4つのメリット
  7. パートから正社員になる3つのデメリット
  8. 正社員登用を希望する場合に意識すべき4つのポイント
  9. パートから正社員を目指しやすい業界・職種
  10. 損しないために知っておきたい「年収の壁」と働き方のルール
  11. 別の職場へ転職する場合に意識すべき4つのポイント
  12. パートからの正社員転職におすすめな転職エージェント3選
  13. パートから正社員への転換に関するよくある質問
  14. まとめ

パートから正社員になるための2つの方法

パートから正社員になる方法は、「今の職場で正社員になる(正社員登用)」と「別の会社へ転職する」の2つあります。

ご自身の状況やキャリアプランによって、どちらの方法が適しているかは異なります。

今の職場に満足している方 → 環境の変化が少ない「正社員登用」
給与や仕事内容を改善したい方 → 条件改善を狙える「転職」

まずはご自身の現状を整理し、どちらの道筋が合っているかを考えることから始めましょう。

パート先の正社員登用制度を活用する

パートとして働いている企業で、パートから正社員になることは、一般的に「正社員登用」と呼ばれます。

そもそも、正社員登用制度とは、パートや臨時社員、契約社員といった非正規から正社員へのステップアップを目指す、様々な従業員を対象とした制度です。

もし、今の職場の環境や人間関係に満足しており、仕事内容にも慣れているのであれば、まずこの正社員登用制度の活用を検討するのが良いでしょう。

正社員登用制度の最大のメリットは、環境の変化によるストレスが少ない点です。すでにご自身の働きぶりや人柄は会社に伝わっているため、ゼロからアピールする必要がありません。

まずは、直属の上司に「正社員として働きたい」という意向を相談することから始めてみましょう。

「転職」という形で正社員になる

現在の職場に不満がある、あるいは正社員登用制度がない場合は、別の会社へ正社員としての転職が有効な選択肢です。パートからの転職はもちろん、アルバイトから正社員への転職を目指す方にも共通しています。

しかし、いざ転職活動を始めようと思っても、「パートの経験をどうアピールすればいいの?」「職務経歴書ってどう書けばいいんだろう…」と、最初の準備段階でつまずいてしまう方は少なくありません。

最も効率的に、安心して乗り越える方法が、転職のプロである転職エージェントに相談することです。

パート経験も立派な「実務経験」ですが、経験を客観的に評価し、採用担当者に響く言葉で伝えるには専門家の視点が欠かせません。

まずは無料相談を活用し、「私のパート経験は、正社員を目指す上でどのように評価されますか?」と、ご自身の市場価値を確かめることから始めてみることをおすすめします。

パートから正社員への転職はハタラクティブとピタテンの併用がおすすめ

パートから正社員を目指す場合、選考サポートが手厚いハタラクティブと、求人の質が高い2社を併用するのが、後悔しない転職のためにもおすすめです。

この2社は、同じ未経験者向けでも強みが異なります。

ハタラクティブは、書類通過率96%以上・就職成功率80.6%の実績があり、手厚い選考サポート力が魅力。自分の経歴に自信がなくても、選考を突破できる履歴書の書き方と面接ができるようになります。

一方、ピタテンは、ユーザー満足度90%以上を誇り、パーソルグループの豊富な求人ネットワークを活かした質の高いマッチングが特徴。プロの目線で厳選された求人だけを紹介してもらえるため、入社後のミスマッチを防げます。

2つを使い分けることで、単なる内定獲得だけでなく「働き続けられる会社への就職」が実現できます。

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【公式HP】 https://www.pitaten.jp/  

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パートと正社員の主な違い

パートと正社員、どちらの働き方が自分に合っているか判断するために、まずは両者の客観的な違いを理解しましょう。

特に気になる「給料の違い」はもちろん、「働きがい」や「生活への影響」という観点から、5つの重要項目を比較します。この違いが、ご自身の生活にどのような影響を与えるかをイメージしながらご覧ください。

比較項目パート正社員
① 雇用の安定性契約期間あり契約期間なし
② 収入の安定性時給制(シフトにより月収が変動)月給制(毎月固定給+賞与)
③ 時間の自由度シフトの調整がしやすい勤務時間・休日が固定
④ 仕事の責任と裁量補助的な業務が中心責任ある業務を任される
⑤ 福利厚生限定的(交通費・有給など)手厚い(住宅手当・退職金など)

この表から分かる通り、パートと正社員の責任の違いは大きく、「安定性」や「キャリア」を重視するならパートより正社員の働き方にメリットがあると言えるでしょう。
一方で、パートは「時間の自由度」が高いという特徴があります。

特に、勤務時間が同じになりがちなロングパート(フルパート)と正社員の違いで悩む方もいますが、大きな違いは賞与や退職金といった待遇面や、雇用の安定性にあると言えるでしょう。

また、最近では「短時間正社員」という働き方もあります。「短時間正社員」とパートとの違いは、短い勤務時間でありながらも、賞与や昇給、福利厚生などが正社員に準じた待遇になる点です。

「安定」と「時間の自由度」の両方を重視する方は、こうした選択肢も視野に入れてみると良いでしょう。

どちらを選ぶべきか悩んだら、以下の基準で考えてみてください。

基準
  • 正社員が向いている方
    • 将来の安定を最優先し、収入を増やしたい
    • 責任ある仕事を通じてキャリアアップしたい
  • パートが向いている方
    • 家庭やプライベートの時間を最優先したい
    • 扶養内で働くなど、収入を一定額に調整したい

パートから正社員になることを検討したいタイミング

パートから正社員への一歩を踏み出すのに適したタイミングは、主に「生活の変化があった時」と「仕事で評価された時」の2つです。

もしご自身の状況がこれらのタイミングに当てはまると感じたら、それはキャリアを見直す絶好の機会かもしれません。

結婚や出産を機に「パートか正社員か」と悩み、特に子持ちの方は、まず家庭との両立を考えてパートという働き方を選んだ方も多いのではないでしょうか。

その後、子供の小学校入学や親の介護が一段落するなど、生活が落ち着いて仕事に使える時間が増えた時は、まさに「主婦だけど、また正社員で働きたい」と考える良いタイミングです。これまで時間の制約でパートを選んでいた主婦の方も、フルタイム勤務を視野に、腰を据えて新しいキャリアに挑戦できるでしょう。

次に、上司から褒められたり、担当業務で大きな成果を出したりと、今の職場で自身の働きぶりが評価されている時です。

会社側も「この人に辞めてほしくない」「もっと活躍してほしい」と考えている可能性が高く、正社員登用の相談を前向きに検討してくれるでしょう。

【口コミ】パートから正社員になって良かったこと

正社員になることで、働き方や生活にはどのようなポジティブな変化があるのでしょうか。

ここでは、実際にパートから正社員になった人の「良かった」という体験談を5つのポイントにまとめました。

収入アップによって経済的な余裕が生まれ生活の質が向上する

アルバイトのままだったら、年収半分以下で雑用ばかりです。…嫌なこと、大変なこともたくさんありましたが、金銭面では贅沢できました。

引用:Yahoo!知恵袋

パートから正社員になりますた。これで安心してポケカ買える…

(違   引用:X(原文ママ)

正社員になることで得られる最も分かりやすいメリットは、安定した月給と賞与(ボーナス)による収入アップです。

時給制で収入が変動しがちなパートと比べ、毎月の収入が安定することで、将来の生活設計が格段に立てやすくなります。

例えば、パートと正社員の年収モデルを比較してみましょう。

雇用形態年収モデルの例判断ポイント
パート時給1,200円 × 1日5時間 × 週4日 × 4週 = 月収9.6万円(年収115万円)扶養内で働けるが、昇給や賞与は期待しにくい
正社員月給22万円 × 12ヶ月 + 賞与2ヶ月分 = 年収308万円収入は大幅に増えるが、社会保険料などの負担も考慮する必要がある

このように、年収ベースで考えると大きな差が生まれます。経済的な余裕が、「これまで躊躇していた旅行に行ける」「子どもの教育費を心配しなくて済む」といった、生活の質の向上と精神的な安心感に直結します。

手取りが減る仕組みについて詳しく知りたい方は、「103万・106万・130万円」の壁で手取りが減る仕組み」をご覧ください。

正社員の求人を探す際は、月給だけでなく「賞与実績(何か月分か)」「昇給制度の有無」を確認しましょう。将来の年収を大きく左右する重要な判断材料になります。

目標達成の経験によって大きな自信とやりがいを得られる

今の職場は元々パートから正社員に成り上がって、正社員試験も通ったの私1人だったので良い経験になりました!

引用:X

大好きな職場。 パートから正社員になりました👏✨😊 上司の前で嬉しくって泣いてしまいましたw   これからも仕事頑張るぞー!!  

引用:X

パートから正社員へ昇格するという目標を達成する経験は、大きな自信と仕事へのやりがいにつながります。
日々の努力が会社に認められ、正式な一員として迎え入れられることは、給与以上の価値があると感じる方も少なくありません。

「承認される」という経験は、自己肯定感を高める上で重要です。その後の仕事に対するモチベーションをさらに高め、より責任ある仕事への挑戦意欲にもつながっていくでしょう。

雇用形態が変わることで、仕事に対する意識もポジティブに変化することが期待できます。そのためにも、ご自身の努力を正当に評価してくれる会社かどうかを見極めることが重要です。

面接の際に、「過去にパートから正社員になった方の実績」や「評価制度」について質問してみましょう。明確なキャリアパスを示してくれる企業であれば、入社後のやりがいも感じやすいと言えます。

雇用の安定によって将来への漠然とした不安が解消される

自分の人生考えたときに、子供の卒業後の年月が長いので正社員になることを選びました。 正社員だと確かに子供にかける時間が短いので、すまないね~とも思いますが後悔はないです。  

引用:X

正社員は、契約期間の定めのない「無期雇用」が基本です。「来年の契約は更新されるだろうか」といった心配がなくなり、将来への漠然とした不安が解消される点は、大きなメリットです。

例えば、ライフイベントと雇用の関係を比較すると、その違いは明確です。

ライフイベントパート正社員
病気や怪我シフトに入れず収入が途絶える。
契約終了のリスクも。
傷病手当金や有給休暇で収入が保障される。
出産・育児産休・育休の対象外の場合が多く、退職につながりやすい。産休・育休制度を活用し、キャリアを継続できる。

このように、予期せぬ事態が起きても仕事を失うリスクが低いという安心感があります。

雇用の安定に加え、万が一のための失業保険も手厚いため、安心して住宅ローンを組んだり、子どもの長期的な教育プランを考えたりすることが可能になります。

ご自身の5年後、10年後のライフプランを考えたとき、雇用の安定がどれだけ重要かを考えてみましょう。

育児休業や介護休業の取得実績を面接などで確認することは、長く働き続けられる会社かを見極める上で重要な判断材料になります。

責任ある仕事を任されスキルが向上。着実なキャリア形成につながる

パートから正社員になりました。   営業だったので、一人で客付から契約まで こなせて初めて一人前って感じでしたね。 諸々の事務作業や関係者への対応も結構 大変でした。今は慣れましたが。  

  引用:Yahoo!知恵袋

私がパートから正社員に転職できたのは、 「扶養をはみ出してもパートの勤務時間を増やしたことで任された業務があり、それが実務経験になった」 のも大きかったと思ってる。

引用:X

正社員になると、パート時代よりも責任のある仕事を任される機会が増え、スキルアップにつながります。 企業は長期的な視点で正社員を育成するため、パートでは経験できないような多様な業務に挑戦できます。

パート正社員
任される業務定型的な補助業務が中心プロジェクトの企画・運営、後輩の指導など
成長の機会OJTが中心OJTに加え、体系的な研修、資格取得支援制度など
キャリアパス限定的主任→係長→課長など、昇進の可能性がある

このように、正社員には少しずつステップアップできる環境が用意されていることが多く、目標を持って働くことができます。

パートの時には任されなかった仕事にも挑戦する中で、「私にもできることが増えた」と、日々の仕事を通じて成長を実感できるようになります。ここで身につけた経験やスキルは、今後のキャリアアップに活かせます。

「スキルアップしたい」「キャリアを築きたい」という意欲がある方は、その会社の研修制度や資格取得支援制度の有無を確認しましょう。

面接の場で「将来的には〇〇のようなスキルを身につけ、会社に貢献したい」と具体的に伝えることで、評価につながる可能性が高まります。

経済的に自立することで人生の選択肢が広がる

妻はいざという時のため、フルタイマーのパートから正社員の仕事を探し始めた。   自立、慰謝料、などに対応できるようにするため。

引用:X

自身の収入で安定した生活基盤を築くことは、経済的な自立につながり、人生の選択肢を大きく広げます。単に自由に使えるお金が増えるということだけではありません。

収入源起こりうるリスク
配偶者の収入のみに依存配偶者の失業、病気、離婚、死別などにより、家計が破綻する可能性がある。
自身の安定収入を確保上記のような不測の事態が起きても、自身の力で生活を立て直すことができる。

収入源を複数持つことは、家庭のリスク管理において重要です。経済的な自立は精神的な余裕にも直結し、万が一の際に「自分と家族の生活は自分で守れる」という大きな安心感を得られます。

ご自身の人生プランにおいて、経済的な自立がどの程度の優先順位にあるかを考えてみましょう。

もし「いざという時のために備えておきたい」という気持ちが強いなら、多少の働き方の変化を受け入れてでも、正社員という選択肢を真剣に検討する価値は十分にあります。

【口コミ】パートから正社員になって後悔したこと

一方で、正社員になったことで「こんなはずではなかった」と後悔するケースも存在します。

事前にネガティブな側面も知っておくことで、ミスマッチを防ぎ、後悔しないための対策を立てることができます。

パートから正社員になって後悔したこと
  • 勤務時間の増加で生活が一変。家族との時間が確保できなくなる
  • 社会保険料の負担増で手取り額がパート時代より減ってしまう
  • パート時代とは違う責任の重さ。精神的なプレッシャーも増大する
  • 勤務形態の変化で体力が追いつかず心身ともに疲弊する
  • 収入増で所得制限に該当。公的支援が打ち切られてしまう

勤務時間の増加で生活が一変。家族との時間が確保できなくなる

時短パートから正社員になり勤務時間が長くなったこと、帰りが遅くなったことが全然慣れず辛いです。(中略) 家族も、もちろん私を責めたりしませんが、生活の流れがすっかり変わってしまってストレスが溜まっており、ギクシャクしてきました。

引用:Yahoo!知恵袋

パートから正社員へ転職して1ヶ月。そろそろちょっと疲れが出てきてる感……🥺  

引用:X

パートから正社員になると、多くの場合、勤務時間が長くなります。これにより生活リズムが大きく変わり、家庭生活に支障が出ることがあります。

特に子育て中の主婦の方が正社員で働くには、1日のタイムスケジュールがどのように変化するか、具体的にイメージしておく必要があります。

時間帯パート時代(例)正社員になった後(例)
16:00退勤、子どものお迎えまだ勤務中
17:00夕食の準備退勤、急いで帰宅
18:00家族と夕食子どものお迎え、夕食の準備
19:00子どもとの時間ようやく夕食

正社員になる前に、家事や育児の分担について、家族と具体的かつ現実的な話し合いをしておくことが重要です。

「保育園のお迎えはどちらが担当するか」「平日の夕食はどうするか」など、細かい部分まで決めておきましょう。

また、面接の際には「平均的な残業時間」や「時短勤務制度の利用実績」について必ず質問し、無理なく両立できる会社かを見極めましょう。

社会保険料の負担増で手取り額がパート時代より減ってしまう

パートの時は18万円まるまる貰えたのですが、社員になってから税金などで3万引かれ15万手前くらいになってしまいました……。

  引用:Yahoo!知恵袋

パートから正社員に変わって諸々社会保険の調整終わったんだけど、めちゃくちゃ引かれて手取り一万円以上減ったんだが

引用:X

特に扶養内パートから正社員になる場合、「収入を増やしたくて正社員になったのに、手取りが減ってしまった」というケースは、注意すべき後悔のポイントです。年収が一定額を超えると社会保険料の負担が新たに発生します。

後悔を避けるために、事前にご自身のケースで簡易シミュレーションをしておきましょう。後述する「年収の壁」の見出し内容を参考に、手取りが減らない年収の目安を超えることができるかを確認しましょう。

パート時代とは違う責任の重さ。精神的なプレッシャーも増大する

(上司に)『あなたは能力はないが、この給料形態に人事がしてくれている。そこも踏まえて今後私達からのあなたに対する業務ハードルも上がるし、対応も変わってくる。私は今後厳しく見ていきます。』と答えました。  

引用:Yahoo!知恵袋

たけぉはパートから正社員になったから最初の頃より厳しく扱われてるね

引用:X

正社員になると、給与が上がる分、仕事に対する責任も重くなります。 パート時代は許されていたような小さなミスも厳しく指摘されたり、売上目標など具体的な数値を課されたりすることで、精神的なプレッシャーを感じる場面が増えるでしょう。

パートに求められること正社員に求められること
業務遂行指示された業務を正確に行う自分で考え、改善提案も行う
目標時間内に作業を終えるチームの売上目標など、数値目標を達成する
役割補助的な役割チームの中心的な役割、後輩の指導

このように、求められる役割が大きく変わることを理解しておく必要があります。「給料は上がったけど、精神的にきつい」とならないよう、ある程度の覚悟は必要です。

入社後のギャップを減らすために、面接の段階で「正社員として、具体的にどのような役割や成果を期待されていますか?」と質問することが有効です。

期待される役割を事前に把握し、それが自分の能力や希望と合っているかを見極めることで、精神的な負担を予測し、対策を立てることができます。

勤務形態の変化で体力が追いつかず心身ともに疲弊する

毎日とにかく忙しく、仕事中もずっと走り回って、帰ってからも急いでご飯や次の日の準備と目が回るような日々を送るようになってしまいました。毎日とにかく気持ちがソワソワでようやく座れたかと思うと酷い睡魔で座っていられない程です。  

引用:Yahoo!知恵袋

パートから正社員に転職して久しぶりに5連勤したら疲れがすごかったのかお昼頃まで寝てた…。

引用:X

平日の5連勤や労働時間が増え、「体力的にきつい」と感じて、心身ともに疲弊してしまうケースも少なくありません。これまで短時間勤務だった方がフルタイムになると、生活リズムが大きく変わります。

体力に不安がある方は、「年間休日数」や「平均残業時間」を確認しましょう。求人票に「年間休日120日以上」と記載されている企業や、「残業月平均10時間以内」といった実績のある企業を選ぶことで、プライベートの時間も確保しやすくなります。

収入増で所得制限に該当。公的支援が打ち切られてしまう

パートから正社員に転職コツコツ収入を増やした。控除後246万で所得制限超え。 児童扶養手当、その他諸々準ずるもの廃止。社会保険料住民税爆上がり。  

引用:X

世帯収入が増えた結果、児童手当などの公的支援の対象から外れ、かえって家計が苦しくなるというケースもあります。多くの自治体では、子育て支援などの制度に所得制限を設けています。

正社員になる前に、お住まいの自治体のWebサイトなどで、各種支援制度の所得制限額を確認しておくことが重要です。「〇〇市 児童手当 所得制限」のように検索すれば、具体的な金額を調べることができます。

世帯全体の収入がどう変化するのかを事前にシミュレーションしておくことで、後悔を防ぐことができます。

パートから正社員になる4つのメリット

パートから正社員になることで得られるメリットは、主に4つです。

パートから正社員になる4つのメリット
  • 収入
  • 雇用
  • キャリア
  • 福利厚生

ご自身の「なぜ正社員になりたいのか?」という目的と合致しているかを確認しながら読み進めてください。

毎月の収入が安定するため生活の見通しが立てやすくなる

正社員は月給制が基本のため、シフトに左右されない安定した収入を得られます。貯金や住宅ローンなどの長期的な計画が立てやすくなり、将来への経済的な不安が軽減されます。

パートの場合、会社の業績や繁忙期によってシフトが減らされ、収入が不安定になるリスクがあります。正社員になることで、「収入変動リスク」を解消できます。

パート正社員
給与体系時給制月給制
月収の安定性不安定安定
賞与(ボーナス)ない場合が多い年2回など、支給される場合が多い

求人票を見る際は、月給の金額だけでなく「賞与実績(年2回、計4ヶ月分など)」「昇給制度の有無」を必ず確認しましょう。

雇用が安定するため解雇リスクの心配なく長期的に働ける

正社員は無期雇用契約が基本であり、「契約満了」による雇い止めの心配がありません。 法律で雇用が手厚く保護されているため、安心して長く働き続けられます。

パートなどの有期雇用契約は、会社の都合で次回の契約が更新されない可能性があります。正社員になることで、「雇い止めの不安」から解放されます。

パート正社員
雇用契約有期雇用契約が多い無期雇用契約が基本
雇用の安定性不安定安定
休業制度対象外の場合がある育休・介護休業などを取得しやすい  

長く働き続けられる会社かを見極めるには、「育児休業の取得実績」や「平均勤続年数」を確認するのが有効です。企業のWebサイトや転職エージェントを通じて確認できます。

幅広い仕事を任されるためスキルアップできてキャリアの選択肢も広がる

正社員として多様な実務経験を積むことで、現在の会社だけでなく、どの職場でも通用する実践的なスキルが身につき、将来のキャリアの選択肢が大きく広がります。

パートの業務は、その会社独自のルールや補助的な作業に限定されがちです。将来別の会社で働きたいと思っても、「私には特別なスキルがない」と感じ、キャリアの行き詰まりに陥る可能性があります。正社員として責任ある業務を経験することで、その会社でしか通用しない状態を防げます。

パート正社員
経験の価値社内での評価が中心社外でも評価される経験が積める
キャリアの広がり同じ業務の継続が多い昇進や異業種への転職も視野に入る
スキルの市場価値年齢とともに上がりにくい経験を積むほど価値が上がる

ご自身の5年後、10年後を考えたとき、「今のパートを続けていて、他の会社で通用するスキルは身につくだろうか?」と自問してみましょう。

もし不安を感じるなら、未経験からでも専門スキルが身につく職種の正社員求人を探すのがおすすめです。研修制度が充実している企業を選べば、働きながら効率的に市場価値を高めていくことができます。

手厚い福利厚生で実質的な収入が増加。万が一の際の安心感にもつながる

正社員は、住宅手当や、勤続年数に応じて支給額が増える退職金制度といった手厚い福利厚生を受けられる場合があります。これらは給与以外の収入と考えることができ、家計を大きく助けてくれます。

パートは、交通費や有給休暇など、法律で定められた最低限の福利厚生しか受けられないケースがほとんどです。正社員になることで、企業独自の充実したサポートを受けられるようになり、万が一の際の安心感にもつながります。

パート正社員
住宅手当・家族手当対象外が多い支給される場合がある
退職金制度対象外が多い制度がある場合が多い
慶弔見舞金対象外が多い支給される場合が多い

求人票の「福利厚生」欄を隅々まで確認しましょう。「退職金制度あり」「住宅手当あり」といった記載は、従業員を大切にする企業であるかどうかの判断材料にもなります。

パートから正社員になる3つのデメリット

後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。

勤務時間の融通が効きにくくなり家庭との両立に工夫が必要になる

正社員はフルタイム勤務が基本であるため、「8時から16時まで仕事をする」や「午前中は家の用事を済ませて、昼からの仕事にする」のように、家庭の都合に合わせて働く時間を固定することは難しくなる可能性があります。

パート時代のように柔軟な働き方ができなくなる結果、「子どものお迎えに間に合わない」「平日に役所や銀行に行けない」といった問題が起こり、「こんなはずではなかった」という不満につながりがちです。

このデメリットは、事前の情報収集と家族との協力体制である程度解消できます。

よくある悩み乗り越えるためのアクション
子どもの送迎どうしよう…家族会議を開き、送迎の分担を決める
家事まで手が回らない…「やらない家事」を決め、時短家電を検討する
残業が多い会社は不安…求人票で「平均残業時間」を確認する

家庭との両立を大切にしたい方は、求人を探す際に「時短勤務制度あり」「残業月10時間以内」「年間休日120日以上」といった条件で絞り込んでみましょう。これらの条件を満たす企業であれば、無理なく働き続けられる可能性が高まります。

仕事の責任や負担が増加して精神的なプレッシャーを感じやすくなる

給料が上がる分、仕事に対する責任も重くなります。パート時代は「時間内に言われたことを正確にこなす」ことが評価されていましたが、正社員になると「チームの目標達成に貢献すること」が求められるようになり、このギャップに苦しむ方がいます。

入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐには、求められる役割を事前に正しく理解しておくことが重要です。

パートに求められること正社員に求められること
仕事の進め方指示された通りに正確に行う自分で考え、より良くするための改善も行う
目標時間内に作業を終えることチームの売上目標など、数字で示される目標を達成すること
周りとの関わり方自分の仕事に集中する後輩を指導したり、他の部署と協力したりする

面接の際に、「入社後は、どのような役割を期待されていますか?」と具体的に質問してみましょう。

期待される役割とご自身の「こう働きたい」という希望が合っているかを確認することが、入社後の精神的な負担を減らす上で重要です。

転勤や異動を断りにくくなるためライフプランの変更が必要な場合がある

会社によっては、辞令による転勤や希望しない部署への異動の可能性があります。これを断ることが難しく、配偶者の仕事や子どもの学校といった家庭の事情と両立できなくなり、退職に至るケースがあります。

このリスクは、応募する求人の「働き方」を選ぶことで、ある程度回避できます。

ハタラク方の種類転勤・異動の可能性
総合職全国転勤や様々な部署への異動の可能性が高い
一般職・エリア総合職引っ越しを伴う転勤がない、あるいは地域が限定される
専門職原則として、同じ職種内での勤務となる

転勤や異動を避けたい方は、求人票の募集要項で「一般職」「エリア総合職」あるいは「転勤なし」と明記されている求人を選びましょう。

また、面接で「将来的に、引っ越しを伴う転勤の可能性はありますか?」と直接確認しておくことで、入社後のミスマッチを防げます。

正社員登用を希望する場合に意識すべき4つのポイント

では、どのような人が「パートから正社員になれる人」なのでしょうか。それは、今の職場で会社から「この人を正社員にしたい」と思ってもらうための、具体的なアクションを起こせる人です。

企業がパートを正社員に登用する最大の理由は、「能力や人柄を既に理解しており、採用のミスマッチが少ないから」です。そのため、日頃の勤務態度や会社への貢献度が、登用されるかどうかの最も重要な判断材料になります。

これから解説する4つのポイントを実行することで、「会社にとって必要な人材」として認識されやすくなります。

ポイント1:登用実績の多い業界で働くと正社員になれる可能性が高まる

まず、ご自身が働いている業界が、そもそもパートからの正社員登用に積極的かどうかを客観的なデータで知ることが、キャリアプランを立てるための第一歩です。

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和7年2月)の概況」によると、正社員登用の実績がある企業の割合は、業界によって大きな差があることが分かっています。

業界過去1年間に正社員登用実績があった企業の割合
サービス業(他に分類されないもの)58%
医療、福祉56%
生活関連サービス業、娯楽業54%
製造業53%
学術研究,専門・技術サービス業52%
(調査産業全体の平均)50%
宿泊業, 飲食サービス業49%
運輸業 , 郵便業48%
金融業、保険業47%
不動産業、物品賃貸業42%
情報通信業40%
卸売業、小売業37%
建設業32%

登用実績の高い業界で働いているなら、チャンスの多い環境にいると言えます。今の職場で正社員になれる可能性があるため、積極的にアピールすることをおすすめします。

一方で、もし登用実績が低い業界にいる場合は、業界の慣習として正社員になるのが難しい可能性があります。その場合は、早い段階で「転職」を視野に入れるのが有効な戦略です。



後述する「パートから正社員を目指しやすい業界・職種」を参考に、ご自身の経験が活かせる、より可能性の高い業界を探してみましょう。

ポイント2:日々の業務へ真摯に取り組むと上司の信頼を得て推薦されやすくなる

正社員登用の判断において、日々の勤務態度は重要な評価ポイントです。上司や同僚から「〇〇さんなら安心して仕事を任せられる」という信頼を得ることが、推薦につながる最短ルートです。

会社が評価する行動の例評価されにくい行動の例
気持ちの良い挨拶を心がける無愛想な振る舞いをする
指示された業務+αの改善提案をする指示されたことしかやらない
他の人が嫌がる仕事も率先して引き受ける自分の仕事の範囲を限定する
周囲と積極的にコミュニケーションをとる報告・連絡・相談が少ない

明日から、「パートだからここまで」という意識を捨ててみましょう。

 例えば、「この作業、もっとこうすれば効率が上がりませんか?」と一つ提案してみるだけでも、主体性や貢献意欲は上司に伝わります。この小さな積み重ねが、大きな評価の差を生みます。

ポイント3:採用条件や登用実績の事前確認でミスマッチを防ぎ効率的に動ける

「正社員登用あり」という言葉を鵜呑みにせず、会社の具体的な正社員になる条件(勤続年数、必要な資格、評価基準など)を事前に確認することが、効率的なキャリアプランを立てる上で不可欠です。

確認すべき項目の例確認する方法
登用のための具体的な条件(勤続年数、必要な資格、評価基準など)直属の上司、人事担当者、過去に登用された先輩
過去の登用実績(過去3年間で何人登用されたか、など)直属の上司、人事担当者
登用試験の有無と内容(筆記試験、面接など)直属の上司、人事担当者、過去に登用された先輩

まずは、一番身近な上司との面談の機会に、「将来的に正社員として働きたいと考えているのですが、そのためにはどのようなことが求められますか?」と具体的に質問してみましょう。

具体的な目標が分かれば、日々の業務で何を意識すれば良いかが明確になります。

ポイント4:正社員になりたい希望を自分から伝えるとチャンスを掴みやすくなる

いつか会社から声がかかるのを待っているだけでなく、自分から「正社員になりたい」という意思を伝えることが、チャンスを掴む上で重要です。

会社側は、あなたが「今の働き方に満足している」と思っているかもしれません。正社員への意欲やキャリアプランは、言葉にしなければ伝わりません。

意思を伝えるのに適したタイミングは、上司との定期面談、契約更新の時期、仕事で高い評価を得た直後の3つです。

次の上司との面談を、正社員登用への意思を伝える機会と捉えましょう。その際、漠然と「なりたい」と伝えるのではなく、「〇〇の経験を活かし、正社員として貢献したい」と具体的に話すことが重要です。

「お時間のある時に、今後のキャリアについてご相談させていただけますでしょうか」といった内容で挨拶のメールを送り、事前にアポイントを取っておくのが丁寧な進め方です。

パートから正社員を目指しやすい業界・職種

「具体的に、パートから社員になりやすい仕事にはどんなものがあるの?」と探しているなら、まずは正社員登用の実績が高い業界を知ることが近道です。

パートから正社員を目指しやすい業界・職種

1位:サービス業(58%)

2位:医療・福祉(56%)

3位:生活関連サービス・娯楽業(54%)

※出典:厚生労働省「労働経済動向調査(令和7年2月)の概況

これらの業界は、人手不足などを背景に、パートからの正社員化に積極的であると考えられます。そのため、未経験からでも正社員を目指す上で、有力な選択肢と言えるでしょう。

では、具体的にバイトから正社員になれる仕事として、女性がパート経験を活かしやすい職種の例をいくつかご紹介します。

では、具体的にバイトから正社員になれる仕事として、女性がパート経験を活かしやすい職種の例をいくつかご紹介します。

【サービス業界】一般事務・営業事務、コールセンターなど

パートで培ったPCスキルや電話応対の経験を、即戦力として活かせる職種です。特に事務職は、多くの企業で必要とされるため、安定したキャリアを築きやすい魅力があります。

【医療・福祉業界】医療事務・受付、調剤薬局事務など

景気に左右されにくい安定した業界であり、専門性を高めることで長く活躍できるのが特徴です。「医療事務」などの資格を取得すれば、自身の大きな強みとなるでしょう。

【生活関連サービス・娯楽業界】ホテルのフロント・受付、温浴施設(スーパー銭湯など)のフロントスタッフなど

接客や販売のご経験で培ったコミュニケーション能力が、高く評価される分野です。お客様から直接感謝される場面も多く、大きなやりがいを感じられるお仕事です。

これらは、パートで培ったご経験を活かしやすく、未経験からでもキャリアを築きやすい職種の一例です。ご自身の経験や興味関心と照らし合わせ、まずはどのような求人があるのかを確認してみましょう。

損しないために知っておきたい「年収の壁」と働き方のルール

「頑張って正社員になったのに、手取りが減って損した…」そんな事態を避けるため、事前に「年収の壁」と「無期転換ルール」を理解しておくことが重要です。

これから解説するポイントをしっかり押さえ、後悔のない選択をしましょう。

「103万・106万・130万円」の壁で手取りが減る仕組み

パートから正社員になるということは、多くの場合、配偶者の扶養から外れることを意味します。その際に注意すべきなのが「年収の壁」、手取りが大きく減る可能性のある「社会保険の壁(106万円・130万円)」です。

壁の種類超えた場合の主な影響手取りは減る?
税金の壁(103万円など)所得税などが発生する減らない
(収入が増えれば手取りも増える)
社会保険の壁(106万円・130万円)社会保険料の負担が新たに発生する減ってしまう可能性が高い

手取りが大きく減る「逆転現象」が起こるのは、「社会保険の壁」を超えたときです。

なぜ「働き損」になってしまうの?

例えば、年収105万円で働く場合は社会保険に入る必要はありません。

しかし、年収が107万円になると、働き方によっては社会保険への加入が義務になり、給料から保険料が天引きされ始めます。

その結果、「年収105万円で働いている人よりも、年収107万円の人の方が手取り額が少なくなってしまう」という逆転現象が起こりかねないのです。

「働き損」を避けるための年収の目安は?

手取りの逆転を防ぐためには、年収の壁をある程度大きく超えて働く必要があります。

具体的にどのくらいを目指せばよいか、概算ではありますが、手取りが減らない年収の目安は以下の通りです。

106万円の壁を超える場合 → およそ125万円以上

130万円の壁を超える場合 → およそ156万円以上 (※勤務先の会社の社会保険に加入する場合)

正社員になる際は、この目安をクリアできそうか、求人票の給与や賞与から事前に確認しておくと安心です。

詳しく知りたい方は、三菱UFJ銀行の「130万円の壁とは?103万円や106万円の壁との違い、扶養内で働くメリット・デメリットを解説!」がわかりやすいです。

短期的な手取り減でも、生涯年収や将来の年金で考えれば損ではない

一時的に手取り額が減ってしまうと、「結局パートと正社員、どっちが得なの?」と不安になるかもしれませんが、社会保険(厚生年金・健康保険)に加入することには、将来の安心につながる大きなメリットがあります。

目先の金額だけでなく、10年後、20年後のご自身の生活を支える大切な制度だと理解することが重要です。

配偶者の扶養内で働く場合会社の社会保険に加入する場合
毎月の保険料負担原則なし有り (給与から天引き)
将来の年金 (老後の保障)国民年金(基礎年金)のみ国民年金+厚生年金の2階建てになる
万が一の保障 (病気や障害)障害基礎年金・遺族基礎年金のみ基礎年金に障害厚生年金・遺族厚生年金が上乗せされる
仕事を休んだ時の 収入の保障なし病気やケガで休んだ際に「傷病手当金」が、出産で休んだ際に「出産手当金」が支給される
保険料の負担-会社が保険料を半分負担してくれる

このように、毎月の給料から天引きされる保険料は、将来受け取る年金額を増やしたり、働けなくなった時の収入を保障したりと、ご自身の人生を守るための「安心への投資」と考えることができます。

目先の損得だけでなく、こうした長期的なメリットも踏まえて判断することが、後悔しないための大切なポイントです。

出典:日本年金機構「パート・アルバイトの皆さまへ、配偶者の扶養の範囲内でお勤めの皆さまへ

5年以上同じ職場で働いているなら「無期転換ルール」で雇い止めの不安をなくせる

パートや派遣社員で働いていると、「来年も契約を更新してもらえるかな…」「急に仕事がなくなったらどうしよう…」という不安がつきものですよね。

そんな契約更新の不安を解消できるのが、「無期転換ルール」という、働く人を守るための大切な制度です。

今の働き方とどう違うのか、比べてみましょう。

今の働き方(有期雇用)無期雇用に変わると
契約期間1年更新など、期間の定めがある期間の定めがなくなる
契約更新されない心配ある (契約が終わるタイミングで、更新されない可能性がある)なくなる (契約期間自体がなくなるため)

このルールは、同じ会社でパートなどの契約更新が、合計で5年を超えた場合に利用できます。

ただし、自動的に切り替わるわけではなく、ご自身から会社に「無期雇用にしてください」と申し出る必要があります。この点は注意しましょう。

もし条件に当てはまるなら、まずは上司や人事部に「無期転換を希望します」と意思を伝えることが、今の職場で安心して長く働き続けるための第一歩です。

別の職場へ転職する場合に意識すべき4つのポイント

転職で正社員を目指す場合は、パート経験を「採用担当者に響く強み」としてアピールするための戦略的な準備が欠かせません。

中途採用では、「この人は入社後に活躍してくれそうか」という視点で評価されます。そのため、パートでの経験を「単なる作業」ではなく、「スキルや実績」として具体的に言語化し、応募書類や面接で伝える必要があります。

これから解説する4つのポイントを押さえることで、パート経験を活かした転職活動を進められます。

ポイント1:未経験でも挑戦しやすい業界を狙うとキャリアチェンジの成功確率が上がる

未経験から正社員を目指すなら、教育体制が整っており、ポテンシャルを重視してくれる業界を選ぶのが成功への近道です。

こんな人におすすめ狙い目の業界・職種の例
人と話すのが好きIT業界の営業職、飲食・小売業界の店長候補
コツコツ作業が得意事務職、製造業の品質管理
誰かの役に立ちたい介護業界、人材業界のキャリアアドバイザー

まずは、転職サイトで「未経験者歓迎」のフィルターをかけて求人を検索してみましょう。

どのような業界や職種で未経験者向けの募集が多いのかを知ることで、ご自身のキャリアチェンジの可能性を探ることができます。

ポイント2:関連資格を事前に取得しておくと書類選考の通過率が高まる

応募する職種に関連する資格は、学習意欲とポテンシャルを客観的に証明しやすいです。

希望職種おすすめの資格の例
事務職日商簿記3級、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
IT業界ITパスポート、基本情報技術者試験
介護業界介護職員初任者研修

パートとして働きながらでも、通信講座やオンライン学習サービスを利用すれば、効率的に資格取得を目指せます。

「〇〇の資格取得に向けて勉強中です」と伝えるだけでも、採用担当者に熱意をアピールできます。

ポイント3:パート経験を活かした志望動機で入社後の活躍をイメージさせる

パート経験を具体的なスキルや実績としてアピールすることで、採用担当者に「この人なら入社後も活躍してくれそうだ」とイメージさせることが重要です。

アピール方法の例具体的な伝え方
Before(単なる作業報告)レジ打ちや品出しをしていました。
After(スキル・実績としてアピール)1日100人以上のお客様を対応する中で、迅速かつ丁寧な接客スキルを身につけました。
また、商品の陳列を工夫することで、〇〇の売上を前月比10%向上させた経験があります。

これまでのパート経験を振り返り、「どんな工夫をしたか」「どんな成果が出たか」を数字で書き出してみましょう。

小さなことでも構いません。この「実績の数値化」が、職務経歴書を輝かせるための重要なステップです。

ポイント4:十分な面接対策によって自信を持って自己PRができるようになる

面接は、あなたの人柄や熱意を直接伝えることができる唯一の機会です。十分な準備をすることで、自信を持って本番に臨むことができます。

面接でよく聞かれる質問準備しておくべきこと
転職理由を教えてください。なぜパートではなく正社員になりたいのかについて、安定性だけでなく、「〇〇のスキルを活かして貢献したい」という前向きな理由を準備する。
なぜこの会社なのですか?企業のWebサイトや口コミサイトの情報を読み込み、共感できる理念や事業内容を具体的に話せるようにする。
あなたの強みは何ですか?パート経験で得たスキルと、応募先の仕事でそれがどう活かせるかを結びつけて話す。

一人で対策するのが不安な方は、転職エージェントの模擬面接サービスを活用するのがおすすめです。

キャリアのプロから客観的なフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった改善点が見つかり、面接の通過率を高めることが期待できます。

パートからの正社員転職におすすめな転職エージェント3選

パートからの転職、専業主婦から正社員を目指すようなブランクのある方の転職活動は、一人で進めるには不安な点も多いでしょう。そんな時は、転職のプロである転職エージェントを無料で利用するのがおすすめです。

転職エージェントは、求人紹介だけでなく、パート経験を効果的にアピールするための応募書類の添削や面接対策など、内定獲得までの一連の流れをサポートしてくれます。

ここでは、特にパートから正社員を目指す方におすすめのエージェントを3社紹介します。ご自身の状況に合わせて、どのエージェントが合いそうか考えてみましょう。

▼あせて読みたい
関連記事:フリーター向けの転職エージェント・転職サイトおすすめ比較ランキング26選

ハタラクティブ|20代の未経験から正社員就職に特化

おすすめ度: 5.0

公開求人数:5,275件
公式サイト:https://hataractive.jp/

ハタラクティブの特徴
  • 未経験者の就職・転職支援に特化
  • 学歴や経歴を問わないポテンシャル採用求人が中心
  • 最短2週間での内定獲得も可能なスピーディーな対応

ハタラクティブは、パートから正社員になるならまず登録したいおすすめの転職エージェントです。

最大の魅力は、就職成功率80.6%という高い実績に裏付けられた、徹底的な選考対策サポートです。書類通過率は96%以上で、「パート経験をどうアピールすればいいか分からない」という方でも、採用担当者に響く応募書類を作成できるよう、マンツーマンで丁寧に指導してくれます。

また、保有求人の8割以上が未経験から応募できる求人である点も強みの一つです。学歴や経歴よりも人柄を重視する企業の求人が中心のため、「経験者でないと応募すらできない」という状況に陥ることがありません。

さらに、キャリアアドバイザーはあなたのパート経験や希望を丁寧にヒアリングし、「あなたの強みは〇〇なので、△△のような仕事が向いていますよ」といった形で、あなたに合った求人のみを厳選して紹介してくれます。

経歴に自信はないけれど、なんとかして正社員になりたい」という強い思いを持つ方にとって、内定獲得まで力強く伴走してくれる、頼りになるサービスです。

サービス概要
サービス名ハタラクティブ
公開求人数5,398件
非公開求人数非公開
求人の特徴未経験OK求人が中心。
人柄重視で20代若手を育てたい企業が多数職場の雰囲気まで取材した詳細情報を提供
利用者層フリーター、ニート、既卒、第二新卒、中退者など経歴に自信がない方
得意領域未経験からの正社員就職
書類通過率96%以上・就職成功率80.6%の実績
最短2週間〜平均1ヶ月で内定獲得
サポート内容・マンツーマンの個別カウンセリング
・履歴書添削
・面接対策
・LINEで気軽に相談可能
・面接日程調整や入社後フォローまで完全サポート
対応地域全国
運営会社レバレジーズ株式会社
事業許可番号13-ユ-302698
公式サイトhttps://hataractive.jp/
※2025年9月時点

ハタラクティブの良い口コミ・評判

【フリーター → 事務職正社員へ】
20代・女性
4.5
年収比較
転職前年収
200
万円
転職後年収
280
万円
アルバイト経験しかなく、 正社員の就活が初めてで右も左も分からなかった私に、本当に親身に寄り添ってくれました。 自己分析から手伝ってくれ、私の接客経験から「丁寧なコミュニケーション能力」という強みを見つけ出し、自信を持たせてくれたのが嬉しかったです。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)
【アパレル販売職 → 事務職へ】
20代・女性
4.0
未経験や若手向けの求人が豊富で、自分のスキルや経験に合った案件を効率的に見つけられたことです。キャリアアドバイザーのサポートも手厚く、 応募書類の添削や面接対策、企業情報の提供まで丁寧 に対応してもらえました。
面談も親身で、自分の希望条件に沿った求人を提案してもらえたため、安心して転職活動を進められました。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)

ハタラクティブの悪い口コミ・評判

【フリーター → 事務職正社員へ】
20代・女性
4.5
年収比較
転職前年収
200
万円
転職後年収
280
万円
求人の選択肢が少ない点と、紹介される業種に偏りがある点です。 私の場合は事務職を希望していたので問題ありませんでしたが、もっと多様な業界や職種から選びたい人には物足りないかもしれません。
また、キャリアアップや高収入を目指す人には、紹介される求人の年収帯が低く感じられると思います。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)
口コミをもっと知りたい方はこちら
関連記事:ハタラクティブの評判はやばい?口コミからメリット・デメリットを解説

ピタテン|書類作成から面接まで!プロが徹底伴走で不安を解消

おすすめ度: 5.0

公開求人数:非公開
公式サイトhttps://www.pitaten.jp/

ピタテンの特徴
  • 求人の95%以上が未経験歓迎
  • 「職務経歴書を作成代行」してくれる
  • 「AI模擬面接」で本番に強くなる

ピタテンは、保有求人の95%以上が未経験歓迎のため、経歴に自信がない方や「応募書類の書き方が分からない」「面接がとにかく苦手」といった選考対策に不安を感じる方におすすめの転職エージェントです。

最大の魅力は、応募書類の作成代行です。キャリアアドバイザーとの会話の中から、自身も気づいていない強みや魅力をプロが引き出し、採用担当者の心をつかむ応募書類を一緒に考え、作成してくれます。

また、パーソルグループならではの情報網を活かした、企業ごとの徹底的な面接対策も強みの一つです。多くの求職者を支援したことで蓄積された質問リストを基に、あなたらしさを引き出す回答づくりをサポートしてくれるため、「正社員の面接は初めて」という方でも自信を持って本番に臨めます。

さらに、夜21時まで相談可能なため、働きながらでも安心して転職活動を進められます。

「自分一人で選考の準備を進めるのは自信がない」という方に、まさに「ピッタリ」と寄り添い、内定まで力強く伴走してくれるサービスです。

サービス概要
サービス名ピタテン
公開求人数非公開
非公開求人数非公開
求人の特徴95%が未経験歓迎求人
利用者層未経験・20代が中心(転職未経験者が多数)
得意領域未経験からの正社員転
(販売職、事務職、施工管理、営業など幅広い職種)
サポート内容マンツーマンの完全伴走サポート
応募書類作成支援
企業ごとの面接対策
朝9時〜夜21時まで相談可能
ユーザー満足度90%以上
対応地域全国
運営会社パーソルイノベーション株式会社
事業許可番号13-ユ-304785
公式サイトhttps://www.pitaten.jp/
※2025年9月時点

ピタテンの良い口コミ・評判

【事務職 → IT企業の営業アシスタントへ】
20代・女性
4.7
年収比較
転職前年収
350
万円
転職後年収
450
万円
担当者がとても親身になって相談に乗ってくれたことです。自分の強みや希望条件を丁寧に整理してくれたおかげで、自分でも気づかなかった適性に合う求人を紹介してもらえました 履歴書や職務経歴書の添削も的確で、面接対策も実践的だったため、自信を持って転職活動に臨むことができました。サポート体制が手厚く安心感がありました。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)
【事務職 → マーケティング担当へ】
30代・女性
4.2
年収比較
転職前年収
350
万円
転職後年収
420
万円
利用して特に良かったのは、キャリアアドバイザーのサポートが非常に手厚かったことです。初回の面談で私の希望や強み、過去の経験を丁寧に整理してくれ、求人紹介だけでなく応募書類の添削や面接練習まで一貫して対応してくれました。 に対応してもらえました。
自分では気づかなかった強みやアピールポイントも引き出してもらえ、安心して転職活動を進められました。また、キャリアの方向性や優先順位を整理する方法も教えてもらえたのは非常に助かりました。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)

ピタテンの悪い口コミ・評判

【事務職 → IT企業の営業アシスタントへ】
20代・女性
4.7
年収比較
転職前年収
350
万円
転職後年収
450
万円
紹介してもらえる求人の数が大手と比べるとやや少なく、希望条件に完全に合う案件が限られていたことです。
また、担当者によってはレスポンスが遅いと感じる場面があり、こちらから何度か確認の連絡をする必要がありました。
全体的にサポートは丁寧でしたが、もう少しスピード感や求人の幅があればさらに使いやすいと思いました。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)

口コミをもっと知りたい方はこちら
関連記事:ピタテンの評判・口コミ「やばい・連絡来ない」って本当?最新の未経験向けサービスを徹底解説

マイナビジョブ20's|大手マイナビ運営で初めての正社員転職も安心

マイナビジョブ20's
おすすめ度: 4.8

公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/

マイナビジョブ20'sの特徴
  • 20代・第二新卒・既卒に特化した転職支援
  • 全求人が20代対象、うち70%以上が未経験OK
  • 適性診断で客観的な自己分析が可能

マイナビジョブ20'sは、「自分に合う仕事がわからない」「入社後のミスマッチで後悔したくない」と考える20代の方におすすめの転職エージェントです。

最大の魅力は、入社後の定着率が95.2%と非常に高い点です。単に内定を獲得させるだけでなく、キャリアアドバイザーが求職者の適性を理解し、相性が良く、長く働き続けられる会社を紹介してくれます。

また、保有求人の75%以上が未経験から応募可能な求人である点も大きな強みです。「これまでアルバイトから正社員になれなかった」「パート経験しかないから…」と不安に感じる方でも、安心して応募できる求人が豊富に揃っています。

さらに、マイナビジョブ20'sでは、信頼性の高い適性診断を無料で受けられます。診断結果をもとに、キャリアアドバイザーが求職者の強みや思考のクセを客観的に分析し、一人ひとりに合ったキャリアプランを一緒に考えてくれます。

大手マイナビグループならではの安心感と、20代・未経験者に特化した手厚いサポートを両立しているため、「自分にぴったりの会社で、安心して正社員キャリアをスタートさせたい」と考える方にとって、頼りになるサービスです。

サービス概要
サービス名マイナビジョブ20's
公開求人数6,360件
非公開求人数非公開
求人の特徴未経験OK求人が75%以上
利用者層全求人20代向け
年収UP実績転職者の39.1%が年収アップ
転職動向調査2024年版
得意領域20代・第二新卒、未経験者歓迎、IT、営業、販売、事務など
サポート内容カウンセリング
履歴書・職務経歴書添削
面接対策
適性診断
転職セミナー
対応地域全国
運営会社株式会社マイナビワークス
事業許可番号13-ユ-308164
公式サイトhttps://mynavi-job20s.jp/
※2025年10月時点

マイナビジョブ20'sの良い口コミ・評判

【事務職 → 人事アシスタントへ】
20代・女性
4.2
年収比較
転職前年収
320
万円
転職後年収
380
万円
私の場合、初めての転職だったので不安が大きかったのですが、担当のキャリアアドバイザーは非常に丁寧にサポートしてくれました。 面談では希望する職種や働き方、年収、勤務地など細かくヒアリングしてくれ、私のスキルや経験に合った求人を複数提案してくれました。
また、書類の添削や面接対策も細かくアドバイスしてもらえ、具体的な改善ポイントまで示してくれるので、非常に安心して転職活動を進められました。
連絡の頻度も適度で、しつこく催促されることはなく、自分のペースで活動できた点も助かりました。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)
【事務職 → IT企業へ】
30代・女性
5.0
年収比較
転職前年収
300
万円
転職後年収
500
万円
キャリアアドバイザーが親身に話を聞いてくれ、自分の強みや適性を整理してくれたため、自信を持って応募書類を作成できました。
求人の紹介も自分の希望やスキルに合ったものが多く、面接対策や履歴書の添削も丁寧で、初めての転職でも安心して進めることができました。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)

マイナビジョブ20'sの悪い口コミ・評判

【フリーター → 正社員へ】
20代・女性
4.5
年収比較
転職前年収
200
万円
転職後年収
280
万円
求人の選択肢が少ない点と、紹介される業種に偏りがある点です。 私の場合は事務職を希望していたので問題ありませんでしたが、もっと多様な業界や職種から選びたい人には物足りないかもしれません。
また、キャリアアップや高収入を目指す人には、紹介される求人の年収帯が低く感じられると思います。
出典:アンケート調査(調査期間:2025年9月~2025年10月)
口コミをもっと知りたい方はこちら
関連記事:マイナビジョブ20'sの評判と口コミ|メリット・デメリットを実態をもとに解説

パートから正社員への転換に関するよくある質問

ここでは、「有給は?」「給料は下がる?」など、パートから正社員を目指す方が抱える具体的な疑問について、Q&A形式で詳しく解説します。

転職や登用活動を始める前にこれらの疑問を解消しておくことで、より安心して次のステップに進むことができます。

正社員登用とは何ですか?

正社員登用とは、現在パートやアルバイト、契約社員などの非正規雇用の従業員が、同じ会社内で正社員になることを指す制度です。

転職とは異なり、慣れた職場環境や人間関係の中でキャリアアップを目指せるのが大きな特徴です。会社によっては、登用のための試験や面接、一定の勤続年数などの条件が定められています。

正社員になると給料が下がるって本当ですか?

はい、社会保険料の負担が増えることで、一時的に手取り額がパート時代より減ってしまう「逆転現象」が起こる可能性があります。

これは「「103万・106万・130万円」の壁で手取りが減る仕組み」の見出しで解説した通り、特に年収が130万円前後になる場合に起こりやすい現象です。

この逆転現象を避けるには、賞与(ボーナス)や昇給の見込みも含めた年収ベースで損得を判断することが重要です。

同じ会社で正社員になる場合の志望動機や自己PRの良い例文はありますか?

これまでの業務経験で得たスキルと、会社への貢献意欲を具体的に結びつけて伝えることが重要です。採用側は、今後どのように会社に貢献してくれるかを知りたいと考えています。

これまで3年間、パートとして〇〇業務に携わる中で、常に改善を意識し、△△という成果を上げることができました。 この経験を活かし、今後は正社員として、より責任ある立場で〇〇業務の効率化に貢献し、事業の成長に尽力したいと考えております。

「正社員になりたい」という気持ちだけでなく、「正社員になって何をしたいか」を具体的に伝えられるよう、ご自身のパート経験と実績を事前に書き出して整理しておきましょう。

転職する場合の志望動機や自己PRの良い例文はありますか?

「パート経験で培ったスキル」と「入社後にどのように貢献したいか」を具体的に結びつけて伝えることが重要です。採用側は、あなたが即戦力として活躍してくれることを期待しています。

特に、専業主婦の方が志望動機を伝える場合は、ただ「時間に余裕ができた」と伝えるだけでなく、「子育てが一段落したため、これからは仕事に集中し、長く会社に貢献したい」というように、家庭の状況の変化を前向きな勤務意欲に繋げて話すのが効果的です。

前職ではパートとして3年間、〇〇業務に従事し、△△というスキルを身につけました。この経験は、貴社の□□という業務において、即戦力として貢献できるものと考えております。 将来的には、正社員として〇〇の分野で専門性を高め、貴社の事業発展に貢献したいです。

応募先の企業がどのような人材を求めているかを、求人票やWebサイトから読み解きましょう。その上で、ご自身のパート経験の中から、求められるスキルや人物像に合致するエピソードを選んでアピールすることが、採用担当者に響くポイントです。

パートから正社員になると有給休暇はリセットされますか?引き継ぎされますか?

いいえ、リセットされません。「パートやアルバイトから正社員になった場合の有給休暇や手続きはどうなるの?」という点は、多くの方が気にされるポイントですよね。

 残っている有給休暇の日数はそのまま引き継がれ、今後の付与日数もパートとして入社した日からの通算勤続年数で計算されるため、不利になることはありません。

これは労働基準法で定められたルールです。

ポイント具体的な内容
残日数は引き継がれる有給休暇は、そのまま使えます。
勤続年数は通算されるパート入社日から計算されます。

もし会社から「リセットされる」といった説明を受けた場合は、労働基準法上のルールであることを丁寧に伝え、正しい処理をしてもらうよう相談しましょう。

パート掛け持ちと正社員、どっちがいいですか?

「安定」を求めるなら正社員、「自由度」を求めるならパート掛け持ちが、それぞれ選択肢として考えられます。

正社員パート掛け持ち
メリット収入と雇用が安定、福利厚生が手厚い収入源を分散できる、柔軟な働き方が可能
デメリット時間の制約が大きい社会保険の手続きが煩雑、責任ある立場になりにくい

ご自身のライフプランを基に判断することが重要です。「将来的に1社でキャリアを築きたい」なら正社員、「複数のスキルを同時に磨きたい」あるいは「家庭の事情で柔軟な働き方が必要」ならパート掛け持ち、というように、ご自身の価値観に合った働き方を選びましょう。

会社に正社員登用を断られたらもう無理ですか?

いいえ、すぐに諦める必要はありません。たとえ選考に落ちたとしても、まずはパートから正社員になるのを断られた理由を確認し、次のチャンスに向けた対策を立てることが大切です。

断られた理由の例次のアクション
個人のスキルや経験不足上司に必要なスキルを確認し、資格取得などの具体的な行動計画を立てて再挑戦する。
会社の業績や人員計画など社内での登用は難しいと判断し、その経験を元に別の会社への転職を検討する。

もし断られた場合は、感情的にならず、「今後のために、どのような点を改善すればよろしいでしょうか」と、前向きな姿勢でフィードバックを求めましょう。その回答が、次のアクションを決める判断材料になります。

パートなのに正社員と同じ仕事で不満です。どうすればいいですか?

Yahoo!知恵袋などでも「所詮パートという立場なのに正社員並みの仕事を任されている」といった声や、経験の長いパートが社員に注意したり、新人に仕事を教えたりしている、という不満の声はよく見られます。まずは、上司に業務内容と待遇について相談することをお勧めします。

現職での待遇改善が見込めない場合は、「自分の働きを正当に評価してくれる会社を探す良い機会」と前向きに捉え、その実績を元に別のパート先に転職するか、正社員への転職活動をするのが有効な手段です。

正社員になるための手続きや必要なものは何ですか?

正社員になると、雇用保険や社会保険、毎月の給与計算など様々な事務処理が発生しますが、これらは基本的に会社側が行ってくれます。

例えば、雇用保険の手続きでは、会社が雇用形態変更(パートから正社員)の届出を行います。その際、提出書類に記載される「被保険者となったことの原因」の項目には、「パートから正社員への登用」といった内容が記されます。

このような専門的な手続きは会社が進めてくれますので、心配する必要はありません。私たちは、会社から指示された雇用契約書や年金手帳、マイナンバーといった必要書類を、期日までに不備なく提出することに集中しましょう。

同じ会社で登用される場合別の会社へ転職する場合
自分で準備するもの年金手帳、マイナンバー、給与振込口座の情報など(会社から指示あり)左記に加え、雇用保険被保険者証、源泉徴収票など

特に、年の途中で別の会社へ転職した場合、その年の所得税を正しく計算するための年末調整で、前の会社(パート先)の「源泉徴収票」が必ず必要になります。

ワンポイントアドバイス

「年金手帳」や「雇用保険被保険者証」は、普段あまり見ることがないため、どこに保管したか忘れてしまう方も少なくありません。   転職活動を始めるタイミングや、正社員登用の打診があった際に、一度保管場所を確認しておくと、その後の手続きが非常にスムーズに進みます。

正社員からパートに降格されたり、退職勧奨されたりすることはありますか?

あなたの同意なく、会社が一方的に正社員から準社員やパートに降格することは、原則としてできません。

多くの場合、このような打診は「パート契約に切り替えてほしい」という退職勧奨の形で伝えられますが、これはあくまで会社からのお願いです。もしあなたが納得できないのであれば、応じる義務はありません。

万が一、このような状況に直面した場合は、その場で同意せず、まず「なぜ契約変更が必要なのか」その理由を書面でもらうようにしてください。そして、一人で悩まず、お近くの労働基準監督署など専門機関に相談することをおすすめします。

同じ会社でパートから正社員になる場合、履歴書の書き方はどうすればいいですか?

同じ会社でパートから正社員を目指す場合、履歴書の職歴欄の書き方が重要なポイントになります。パート時代の業務を実績として具体的に記述しましょう。

例えば、「〇〇店にてレジ、品出し業務に従事」と書くだけでなく、その後に「後輩スタッフへの指導を担当したほか、お客様からのご意見を元にした売り場改善を提案し、〇〇の売上向上に貢献しました」といった一文を付け加えるのです。

パートの枠を超えて主体的に動いた経験を書き加えるだけで、あなたの仕事に対する前向きな姿勢や、正社員として貢献したいという意欲を採用担当者に効果的に伝えることができます。

45歳ですが、今から正社員を目指すべきか、パートのままが良いか悩んでいます。

45歳からでも、正社員になることは十分に可能です。ご自身の今、最も優先したいことを明確にしましょう。

もし将来の安定や収入アップ、仕事のやりがいを重視するなら、正社員を目指す価値は十分にあります。正社員になることで、厚生年金や退職金といった手厚い保障を得られ、責任ある仕事を通じてキャリアを築くことができます。

一方で、体力面の不安や、家庭・プライベートとの両立を最優先にしたい場合は、無理に正社員を目指さず、時間の融通が利きやすいパートを続けるのが賢明な選択かもしれません。

正社員を目指す場合は、これまでのパート経験を具体的なスキルとしてアピールすることが重要です。特に、ミドル層の採用に積極的な介護業界や中小企業の事務職などは、主婦に人気の仕事の代表例であり、成功の鍵になります。

まとめ

パートから正社員への道は、収入の安定やキャリアアップといった多くのメリットがある一方で、責任の増加やワークライフバランスの変化といった課題も伴います。

重要なのは、口コミや客観的な情報を参考にしつつ、ご自身のライフプランや価値観に照らし合わせて、「自分にとってどのような働き方が一番幸せか」を見つけることです。

もし、一人で判断することに不安を感じる場合は、まず転職エージェントに登録し、キャリアの専門家に相談してみることから始めてみましょう。

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CAREER UP STAGE編集部 柚木 瑛里那

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