医療現場で放射線による検査や治療などに携わる放射線技師は、国家資格を有する職業であるにも関わらず、転職が難しいといわれています。
転職の難しさから、放射線技師として転職を考えているものの「転職先が見つからなかったらどうしよう」と、不安を抱えている方も少なくないでしょう。
放射線技師として転職する際の注意点や、放射線技師の転職に特化したエージェントを把握することで、ご自身の希望に近い形での転職が叶うはずです。
この記事では放射線技師の転職を考えながらも難しいと感じている方のために、放射線技師の転職先や事前準備、転職を成功させるポイントなどについて詳しく解説します。放射線技師に特化した転職エージェントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

放射線技師の転職が難しいといわれる理由と実態
放射線技師の転職が難しいといわれる理由として、そもそもの求人数が少なく、飽和状態であることが挙げられます。
厚生労働省が運用する職業情報提供サイト「jobtag」によると、令和7年度の診療放射線技師の有効求人倍率は1.07倍です。診療放射線技師1人に対して1件以上の求人があり、転職先が全くない飽和状態ではないことがわかります。
有効求人倍率は高いほど人手が足りておらず、就職・転職しやすいことを示す数字です。ただし、医療技術者全体でみた有効求人倍率は3.21倍(厚生労働省「一般職業紹介状況」令和8年8月・常用/パートを含む)。同じ医療の専門職と比べると、放射線技師は求人に対して人が余り気味だとわかります。
しかし、有効求人倍率は地域差が大きく、1倍を下回る地域があるのも事実です。
しかも、倍率が低いのは求人の数そのものは多いはずの都市部です。東京都・大阪府・埼玉県はいずれも1倍を下回る一方、新潟県や広島県は2倍を超えています。勤務地にこだわるほど競争は厳しくなり、エリアを広げるほど選択肢は増えるのが実態です。
診療放射線技師の転職は極端に難しいものではありませんが、地域格差があることから簡単であるとも言い切れないのが実態です。
| 都道府県 | 有効求人倍率 |
|---|---|
| 大分県 | 0.56 |
| 北海道 | 0.58 |
| 埼玉県 | 0.64 |
| 大阪府 | 0.68 |
| 東京都 | 0.78 |
| 群馬県 | 1.61 |
| 広島県 | 2.56 |
| 新潟県 | 2.73 |
参考
診療放射線技師 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
一般職業紹介状況(令和8年8月分)
放射線技師によくある転職理由
給料体制・年収の不満
放射線技師に限らず、多くの人が転職理由として挙げるのが、給料体制や年収の不満です。現状の給料に不満がある場合、いまよりも給料体制の良い勤務先に就職をして、収入を上げたい考える人がほとんどでしょう。
収入アップを目指して転職活動をおこなう場合は、待遇面を確認し、労力と給与が見合っているかを見極める必要があります。
いまの給与が相場から離れているかどうかは、公的な統計で確かめられます。厚生労働省の「job tag」によると、診療放射線技師の平均年収は556.5万円、平均年齢は41.1歳、1か月の労働時間は157時間です(令和7年賃金構造基本統計調査を加工)。ここを大きく下回っているなら、不満ではなく事実として交渉や転職の材料にできます。

職場の人間関係トラブル
診療放射線技師が働く環境は、中長期的に決まった人員で勤務することが多く、スタッフの流動性が低い職場です。人間関係にトラブルが生じた場合には逃げ場がなく、精神的なストレスにつながります。
職場の人間関係に苦痛を感じ、新しい環境を求めて転職をおこなうケースが多く見受けられます。
業務過多
常勤の診療放射線技師が1人体制だったり、勤務先の人員配置に余裕がなかったりすると、放射線技師1人あたりに課せられる業務量が多くなりがちです。
とくに1人体制の職場では、オンコールや当直が特定の人に集中し、有給休暇も取りにくくなります。読影補助や機器の保守、被ばく線量の管理といった撮影以外の仕事まで1人で抱えるケースも珍しくありません。求人票の人員体制を確かめないまま転職すると、同じ状況を繰り返すことになります。
労働環境の良い新たな就業先を求めることも転職を決意するきっかけとなります。
放射線技師の転職先
放射線技師が活躍する場所といえば医療施設ですが、実は放射線技師の経験や知識を生かせる職場は多数あります。ここでは、具体的にどのような転職先があるのかを紹介します。
| 転職先 | 働き方の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 大学病院 | 夜勤・当直あり 装置ごとに担当が分かれる 高度医療や研究に関われる | 専門性を深めたい |
| 公立病院 | 夜勤・当直あり 準公務員の扱いで定期昇給 福利厚生が手厚い | 安定した環境で長く働きたい |
| 民間病院 | 施設によって差が大きい 幅広い検査を一人で担当 国内の医療施設の約70% | 経験の幅を広げたい |
| クリニック | 夜勤・当直なし 扱う検査の種類は限られる 技師1〜2人体制が多い | 生活リズムを整えたい |
| 医療機器メーカー | 土日休みが中心 出張や移動が多い 臨床経験がそのまま強みになる | 医療から離れずに企業で働きたい |
| 健診・検診センター | 夜勤なし 春と秋が繁忙期 マンモグラフィやPETに関われる | 日勤だけで検査スキルも積みたい |
| 治験関連企業 | 土日休みが中心 撮影業務からは離れる 初年度は年収が下がることも | 医療の知識を別の形で使いたい |
大学病院
病床数、職員数が多い大学病院では、業務が細分化されているため、CTやMRIなど扱う装置が固定的になるケースが多く、専門性に特化した業務の経験を積めるでしょう。
学会発表や認定資格の取得を後押しする体制が整っている施設も多く、腰を据えてキャリアを積みたい方に向いています。一方で、業務が細分化されているぶん「配属された装置しか触れない」状態になりやすく、救急対応や当直も発生します。何を担当するのかを面接で確かめておきましょう。
公立病院
国立病院や県立病院、市立病院など、都道府県や市町村などの自治体が運営する病院が公立病院です。
正社員として採用されると、準公務員の扱いになります。給与は公務員と同水準で、定期的に昇給があることが通常です。
ただし、採用は公募や選考の時期が決まっていることが多く、年齢の要件が設けられる場合もあります。思い立ったときにすぐ応募できるとは限らないため、募集が出る時期を先に調べておくことが大切です。自治体によっては系列病院間の異動もあります。
民間病院
民間病院は、中小規模の病院が多く、幅広い分野を経験できるのが特徴です。日本国内にある医療施設のうち、約70%が民間病院といわれています。
施設数が多く、採用人数も一定数あるため、採用率も比較的高いといえるでしょう。
一方で、法人ごとの差がもっとも大きいのも民間病院です。撮影だけでなく読影補助や機器の保守、被ばく線量の管理まで担当することもあり、設備投資の方針によって扱える装置も変わります。求人票の装置一覧と技師の人数は必ず確認しておきたいところです。
クリニック
クリニックは、無床もしくは19床以下と小規模な医療施設です。入院施設がないため、夜勤や当直といった夜間業務がなく、健康的で規則正しい生活ができます。
また、技師が1〜2人体制のクリニックでは、休みの取りやすさは人員次第です。受付や会計の補助を兼ねるケースもあります。残業の少なさだけで選ばず、自分が抜けたときに誰が代わるのかまで聞いておくと、入職後のずれが減ります。
医療機器メーカー
放射線技師の経験を活かしながら民間企業で働くのであれば、医療機器メーカーへの転職も選択肢のひとつです。
医療機器メーカーでは、医療現場で使われる医療機器の開発製造や販売、医療従事者への製品説明や問い合わせ対応も行います。
業務内容は医療機関とは異なりますが、新たなキャリア開拓ができるでしょう。
職種としては、導入先の病院で装置の操作指導をおこなうアプリケーションスペシャリストや、営業に同行して技術面を説明する営業技術などがあります。現場を知っていること自体が選考での強みになる一方、出張や移動が多く、撮影の実務からは離れます。
健診・検診センター
健康診断や人間ドックをメインとする健診・検診センターは、病気の早期発見が目的です。
夜勤はありませんが、受診者が多い繁忙期は業務が多忙となります。X線撮影やCT検査、PET検査、マンモグラフィなど、さまざまな業務に関わることができます。
繁忙期は企業健診が集中する春と秋です。巡回健診を手がけるセンターでは、検診車での移動を伴う勤務もあります。検診マンモグラフィの認定を持っていると配属の幅が広がるため、転職前から取得を狙う方も少なくありません。
治験関連企業
放射線技師が治験業界へ転職するなら、治験コーディネーター(CRC)を目指してみてはいかがでしょうか。治験コーディネーターとは、医療機関や製薬会社と治験被験者の間に立ち、治験が円滑に進むように調整をおこなう職業です。
転職した初年度は年収が下がる可能性もありますが、医療機関よりも昇給率が高く、年収アップを目指せるでしょう。
治験コーディネーターの勤務先は治験施設支援機関(SMO)が中心で、製薬会社側で治験の進行を管理するモニター(CRA)は開発業務受託機関(CRO)が主な勤務先です。医療の知識は活きますが、撮影業務からは完全に離れます。土日休みが基本で、生活リズムは整えやすい職種です。

放射線技師が転職活動を進めるための事前準備
履歴書・職務経歴書の作成
転職活動では、履歴書と職務経歴書が必ず必要となります。特に職務経歴書は前職で得た経験から、今後どのような仕事ができるのかをアピールできる重要な書類です。
あらかじめ自分のキャリアやスキルなどをまとめてデータを作成しておくことで、スムーズな応募が可能となります。
放射線技師の職務経歴書では、次の項目を数字で書けているかどうかで印象が変わります。
・勤務先の種別と病床数(大学病院/一般病院/クリニックなど)
・担当したモダリティと装置の台数
・1日あたりの検査件数
・当直やオンコールの回数
・保有している認定資格と取得年
どれも面接で必ず聞かれる内容です。書類の段階で書いておけば、面接では「なぜ転職するのか」に時間を使えます。
優先すべき順位の明確化
優先順位が明確化できていないまま転職活動をすると、なんとなくで応募をしてしまい、転職後のミスマッチにつながります。
「なぜ転職をするのか」を整理すると、優先順位が付けやすくなります。
整理のしかたは単純で、いまの職場で不満に感じていることを書き出し、「転職すれば解決するもの」と「どこへ行っても起こりうるもの」に分けるだけです。人員体制や設備は職場を変えれば変わりますが、人間関係のように転職先でも起こりうるものは、転職の決め手にはなりにくいといえます。
求人情報のチェック
転職したい時期に、好条件の求人情報があるとは限りません。
放射線技師の求人は地域によっては少ない場合もあり、転職を考えているのであればこまめな求人情報のチェックは必須です。求人情報は日々入れ替わっているため、毎日チェックをして好案件を逃さないようにしましょう。
放射線技師の求人は欠員の補充が中心で、1名の募集がほとんどです。そのため決まり次第すぐ締め切られます。「良い求人が出るまで待つ」のではなく、出たその日に動ける状態をつくっておくほうが現実的です。
求人が増えやすいのは、前任者が辞めやすい賞与の後と年度の切り替え前です。この時期に合わせて履歴書と職務経歴書を仕上げておくと、気になる求人が出たときにすぐ応募できます。
面接の練習をおこなう
面接の練習を念入りに行えば、内定の確実性を高めることができます。放射線技師の面接ではどのような質問がされるのかを確認し、事前に練習をしておきましょう。
放射線技師の面接では、扱えるモダリティ(一般撮影・CT・MRI・マンモグラフィなど)とそれぞれの経験年数、1日あたりの検査件数、当直やオンコールへの対応可否がほぼ必ず聞かれます。数字で答えられるよう手元で整理しておくと、職務経歴書の内容とも食い違いません。
認定資格の取得予定や、前職を辞める理由も定番です。退職理由は不満をそのまま述べるのではなく、次の職場で何をしたいかに言い換えて答えると印象が変わります。

放射線技師の転職先別でみる有利になる資格
放射線技師には、持っていると有利な認定資格があります。ここでは、転職先別に持っていると有利になる資格を紹介します。
病院
就業人数が多く、放射線技師のライバルが多い病院では、即戦力となる以下の資格があると有利です。
・第一種放射線取扱責任者
・X線CT認定技師
・磁気共鳴(MR)専門技術者
中途採用の求人では、第一種放射線取扱責任者が応募要件に含まれていることも珍しくありません。転職でキャリアアップを目指すなら、この資格を持っていると有利といえるでしょう。
第一種放射線取扱責任者は受験資格に制限がない国家資格のため、経験年数を待たずに挑戦できます。一方でX線CT認定技師や磁気共鳴(MR)専門技術者は実務経験が要件になるので、いまの職場で経験を積みながら狙う資格と考えておくとよいでしょう。
健診・検診センター
健診・検診センターでは以下の資格があると有利です。
・検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師
・X線CT認定技師
・胃がん検診専門技師
マンモグラフィや胃の透視検査など、病気の早期発見につながる特定の検査に関する認定資格があると、転職時の強みとなるでしょう。
なかでも検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師は、乳がん検診の精度管理のうえで求められるため、センター側のニーズがはっきりしています。胃がん検診専門技師は透視の経験がそのまま活きる資格で、どちらも「持っている人を探している」求人が出やすい分野です。
民間企業
医療機器の開発に関わる民間企業の場合、最新医療機器の開発で活躍できる以下の資格があると有利です。
・医学物理士
・医用画像情報専門技師
・放射線治療専門放射線技師
医学と工学の幅広い知識が必要となる医学物理士は、機器を開発する医療機器メーカーで活躍できるでしょう。
医用画像情報専門技師はPACSをはじめとする画像情報システム側の知識を示す資格で、機器そのものよりシステムの導入やサポートに関わる職種に直結します。放射線治療専門放射線技師は治療部門の経験を裏づけるものなので、どの領域で企業に移りたいのかによって狙う資格が変わります。

放射線技師の転職には転職エージェントがおすすめ
放射線技師人材バンク

放射線技師人材バンクは、その名のとおり診療放射線技師専門の転職サポートサービスです。業界に特化した経験とノウハウによる的確なサポートが魅力です。
求人は基本情報に加え、勤務先の情報やおすすめのポイントが記載されているため、より具体的な内容を知ることができます。専任のキャリアパートナーが求職者の希望をもとに最適な職場を紹介してくれるので、はじめての転職で右も左もわからないという方も安心して転職活動に取り組めるでしょう。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | 放射線技師人材バンク |
| 運営会社 | 株式会社エス・エム・エス(東証プライム上場) |
| 対応職種 | 診療放射線技師 |
| 求人数 | 3,843件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 特徴 | 診療放射線技師の専任アドバイザーが担当 求人に勤務先の情報とおすすめポイントを記載 厚生労働省の「適正事業者」認定(第1回) |

レバウェル医療技師

レバウェル医療技師は、臨床検査技師・放射線技師・臨床工学技士専門の転職支援サービスです。登録した後は、電話だけでなくLINEでも相談が可能なので、在職中でも隙間時間を利用して転職活動を進められます。
実際に職場訪問をしているため、応募前に職場の雰囲気を知ることもできます。個人での転職活動では難しい給与交渉や勤務時間の相談も可能なので、理想とする職場に出会える確率も高まるでしょう。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | レバウェル医療技師 |
| 運営会社 | レバウェル株式会社 |
| 対応職種 | 診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士 |
| 求人数 | 非公開 |
| 対応エリア | 全国 |
| 特徴 | 電話だけでなくLINEでも相談できる 職場訪問にもとづく職場の情報がわかる 給与や勤務時間の交渉を代行 |
medicoエージェント(メディコ)

medicoエージェントは、医療従事者専門の転職支援サービスです。実際に働く方の職場口コミと医療業界専門エージェントによるサポートにより、ミスマッチのない転職をサポートしてくれます。
実際に働いたことのある方の口コミが20,000件以上もあり、求人情報では知ることのできないリアルな職場の雰囲気を、事前に確認できるのも魅力です。「自分らしい働き方ができること」を大切にしているため、自分らしい働き方を叶えたい方におすすめです。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | medicoエージェント(メディコ) |
| 運営会社 | 株式会社WILLCO |
| 対応職種 | 医科・歯科・介護・リハビリの医療従事者 |
| 職場口コミ | 診療放射線技師2,337件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 特徴 | 実際に働いた人の職場口コミが読める 口コミと求人が紐づいている 「働きがいのある病院ランキング」を公開 |
診療放射線技師JOB

診療放射線技師JOBは、国家資格であるキャリアコンサルタントの保持者、または転職アドバイザーから転職のアドバイスがもらえるサイトです。携わりたい業務やこだわり条件、働きたい施設など、さまざまな角度から求人を探せます。
診療放射線技師に特化した履歴書の自動作成ができる「履歴書メーカー」や、医療従事者専門の求人・転職アプリ「コメディカルJOB」など、転職活動がスムーズに行えるツールが充実しています。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | 診療放射線技師JOB |
| 運営会社 | 株式会社SEプラス(東証スタンダード上場SEH&Iグループ) |
| 対応職種 | 診療放射線技師 |
| 求人数 | 1,162件 |
| 対応エリア | 全国 |
| 特徴 | 国家資格のキャリアコンサルタントが在籍 履歴書を自動作成できる「履歴書メーカー」 求人・転職アプリ「コメディカルJOB」 |
放射線技師の転職を成功させるポイント
ここでは、放射線技師として転職を成功させるためのポイントを紹介します。成功のポイントを知ることで、よりスムーズな転職活動がおこなえるでしょう。
複数の転職エージェントに登録する
効率良く転職活動を進めるなら、複数の転職エージェントに登録しましょう。複数の転職エージェントを併用することで、より多くの求人情報を得られます。さらに、自分と相性の良いキャリアアドバイザーに出会える確率も高まり、有効なアドバイスももらいながら転職活動を進められます。
併用していることは、それぞれの担当者に隠さず伝えて構いません。転職エージェントは入社が決まってはじめて医療機関から報酬を受け取る仕組みのため、ほかにも動いていると伝えたほうが、紹介や連絡が早くなることもあります。同じ求人に2社から応募してしまう事故も防げます。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと転職サイト、どちらも転職活動に使えるサービスですが、内容は大きく異なるため、使い分けが必要です。
転職エージェントでは、担当のキャリアアドバイザーが付き、希望や条件、スキルにあった求人を紹介してくれるサービスです。一方、転職サイトはインターネットなどで求人を掲載しているサービスです。
在籍している放射線技師の人数を把握する
求人情報を見る際に在籍している放射線技師の人数も合わせて確認しましょう。病院の規模によって差はありますが、明らかに人手不足の場合は、入社後に激務となる可能性があります。
求人情報に従業員数の記載がない場合は、担当者に質問してみましょう。
業務内容と範囲を確認する
放射線技師としての業務内容は就業先によって異なるため、できるだけ具体的な業務内容を事前に確認しましょう。自分がどのような業務を担当するのか、その仕事が自分のキャリアやスキルとマッチしているのかを確認することで、入社後の自分の姿を明確にイメージでき、転職の成功につながります。
異業種も視野に入れる
働きたい地域で、放射線技師としての転職が難しいと感じた場合は、異業種も視野に入れてみるのも良いでしょう。
異業種への転職は、これまでの放射線技師として積み重ねてきたスキルや知識がそのまま活かせるわけではありません。
しかし、新たな経験やスキルが身につけることができれば、結果として転職の成功といえるでしょう。

放射線技師が転職エージェントを利用する流れ

転職エージェントを活用したことがなく、「転職エージェントの使い方がわからない」という方もいるでしょう。サイトによってサービス内容は異なりますが、ここでは転職エージェントを利用する基本的な流れを紹介します。
各転職エージェントに登録
まずは、放射線技師の求人を扱う複数の転職エージェントに登録をしましょう。氏名や電話番号、メールアドレスなどの基本情報や転職希望時期や転職したい地域などを入力します。
担当者からの連絡を待つ
登録後は、キャリアアドバイザーからの電話もしくはメールが来るのを待ちましょう。連絡が来たら、キャリアアドバイザーとの面談日程を決めます。
キャリアカウンセリング
専任のキャリアアドバイザーと面談をします。履歴書や職務経歴書に加え、職種や年収などの転職の希望条件をもとにカウンセリングがおこなわれます。
キャリアカウンセリングは面談であり、面接ではないため、身構える必要はありません。
求人紹介を受ける
カウンセリング結果をもとに、経験やスキル、希望条件に合う求人情報が紹介されます。紹介された求人全てに応募する必要はありません。
求人の内容が自分の希望する要件にマッチしているかどうかを判断し、応募するか否かを決めましょう。
書類選考や面接
応募したい企業があれば、キャリアアドバイザーを通して応募を行いましょう。
内定
内定通知が届いたら、雇用条件を必ず確認しましょう。入社日の調整や雇用条件については、キャリアアドバイザーが交渉を代行してくれます。現職の退職手続きは自分でおこなう必要があります。
放射線技師に強いエージェントを有効活用する方法
経験やスキルを偽らない
キャリアアドバイザーは、転職をサポートしてくれる味方です。これまでの経験やスキル、転職理由などは、嘘偽りなく伝えましょう。たとえ、不利になるような情報であっても、転職でマイナスにならないよう対策を考えてくれます。
希望条件をはっきりと伝える
希望条件があやふやでは、キャリアアドバイザーもどんな案件を紹介すべきか判断に迷ってしまいます。
年収・勤務地・扱うモダリティ・当直の有無・シフトなど、条件は「絶対に譲れないもの」と「できれば叶えたいもの」に分けて伝えましょう。すべてを必須にすると紹介できる求人がなくなり、すべてを希望にとどめると条件の合わない求人まで届きます。
信頼できる担当者とやりとりをする
転職エージェントを利用するにあたり、担当者との信頼関係は大切です。とはいえ、人間同士のやりとりなので、性格の合う合わないはあるでしょう。
レスポンスが遅かったり、条件に合わない求人ばかりを紹介したりなど、連絡を取り合う上で不信感が募ることもあるかもしれません。
一般的に、転職エージェントの担当者変更は可能です。担当者と相性が悪いと感じた場合は我慢せず、問合せフォームなどから担当者変更を申し出ましょう。
自分で決断する
キャリアアドバイザーからのアドバイスは、転職活動に役立ちます、しかし、キャリアアアドバイザーの意見が絶対ではありません。
最後に|放射線技師に強い転職エージェントに登録してステップアップを目指そう
難しいとされている放射線技師の転職ですが、しっかり事前に準備をおこなうことで転職成功の可能性は高まります。
しかし、働きながらの転職活動は、仕事が終わってからや休日などの時間を利用しなくてはなりません。割ける時間が限られていることから、転職活動期間が長期化する可能性もあります。
転職を効率良く進めるなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、希望する条件に合った求人を紹介してくれるので、転職活動にかける時間を短縮できます。必要書類の作成や添削、面接のアドバイスなど、転職活動全体のサポートをしてもらえます。










